木曜日

胸部食道がんの手術について

胸部食道がんの手術は、基本的に食道のほとんどを切除する手術の方法をとるケースが多いようです。

胸部食道がんの手術の方法は、2パターンなって、右胸から開いて手術をする方法と、頸部と胸部から食道を摘出する方法です。

右胸から行う場合は、がんのかなりの範囲を切除することができます。また、リンパ節も切除することができます。

頸部と腹部から食道を切除する方法は、患者に対してそれほど負担がないというメリットがありますが、リンパ節の切除ができないというデメリットもあります。

ですから、頸部から食道を摘出する場合は、再発リスクの少ない場合に行います。

胸部食道がんの手術は、切除する範囲も広範囲になるため、食土の再建手術を実施することになります。

胸部食道がんの再建手術の際には、胃の組織を使って食道を再建する処置を施します。しかし、胃がんも発症している場合は、胃を使うことができないために、代わりに大腸などを使って食道の再建手術を行います。

食道の再建手術の方法によっては、食道の通る道が変わってきます。中には心臓の裏を食道が通ることになることもあります。